さすらう隠居人の日記

旅、俳句、映画、ゴルフなど

大暑と東京オリンピック

今日は大暑「暑気いたりつまりたるゆえんなればなり」である。暦の上では8月6日まで一年のうちで最も暑い時期である。今回のオリンピックの日程が決まった時から、アスリートファーストでなくIOCの商業至上主義が批判されてきたが、開会式を明日に控え、暑さを実感している。

57年前の東京オリンピックの時は、10月10日が開会式であった。暦の上では寒露「陰寒の気に合って露結び凝らんとすればなり」である。今は10月もクールビズのところが多いが、運動には良い時期である。ほかのスポーツを優先してオリンピックの日程を決めることは、オリンピックの価値低下を肯定していることにならないか。

オリンピックの意義、精神が理解されていれば、今回のように開会式の演出家、音楽担当が解任、辞任となり、その理由が世界に拡散され、多くの人が不快な思いをすることもなかったはずである。

昨日からもう試合が始まっており、暑い中で選手は大変であるが、熱き戦いをテレビ観戦で楽しんでいる。コロナ感染も拡大している中、8月8日の閉会式までこれ以上不測の事態が起きないことを願っている。