さすらう隠居人の日記

旅、俳句、映画、ゴルフなど

即興詩人

高校生の時なので45年以上前になるが、たぶん誰かに勧められてアンデルセンの即興詩人を森鴎外の訳で読んだ記憶がある。ただし、字面を追って最後まで読んだというだけで、内容はほとんど覚えていない。

安野光雅の繪本「即興詩人」(講談社)の存在を知り、もともと安野光雅の絵が好きなので、どんな内容であったか思い出すために買ってみた。

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安野光雅「繪本 即興詩人」講談社

あらすじはわかったが、以前読んだ内容は蘇らなかった。ただ、この本の中で森鴎外の訳が所々引用されており、文語の素晴らしい文章であり、安野さんがぜひ森鴎外の訳でほしいと言っている意味が分かり、リベンジしたくなった。

3年前にイタリア旅行に行ったが、即興詩人はアンデルセンのイタリア旅行が下地になっており、この絵本を旅行の前に読み、さらに鴎外の訳で読み返していたら良かった。
この本の安野光雅の絵と私が旅行の時に撮った写真を載せておきます。

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安野光雅「スペイン階段」(ローマ)

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写真「スペイン階段」(ローマ)

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安野光雅「ポンテ・ベッキョ」(フィレンツェ

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写真「ポンテ・ベッキョ」(フィレンツェ

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安野光雅「嘆きの橋」(ヴェネチア

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写真「嘆きの橋」(ヴェネチア


南イタリアはまだ行ったことがないので、即興詩人を鴎外訳で読んでから、アマルフィー、ナポリポンペイカプリ島、青の洞窟などを周りたい。