モトクロス
先日、東京オリンピックでBMX(バイシクル・モトクロス)の競技を観た。スケートボードと同様、どうしてあんなことができるのかと呆気にとられながらのテレビ観戦であった。
私は高校の時、オートバイのモトクロスをやっていたことがある。瀬戸市の友人から、「削られている山があり、モトクロスにちょうど良いから一緒に練習しよう。」と誘われ、その山(当時、ダンプ山と言っていたと思う)でよく一緒に練習した。私は実家がオートバイの卸売りをしていたので、小学校の時からオートバイに乗る(もちろん公道は走らないが)機会があったものの、遊びでモトクロスをしている私と違って、オートバイの経験は少ないが真摯に取り組む友人の方がずっと上手くなっていった。
大学に進学し、私はアーチェリー部に入ったが、友人はモトクロスを続け競技を目指した。しかし、練習中に転倒し後続のオートバイが背中にぶつかって亡くなったことを半年後、一浪して東京へ受験に来た別の友人から聞いて知った。
青春時代の楽しい思い出と悲しい思い出である。