さすらう隠居人の日記

旅、俳句、映画、ゴルフなど

句会

昨日に引き続き俳句とのかかわりを書いていきたい。

高校以来、20年ほど俳句への興味はなくなっていたが、半藤一利さんの「漱石俳句探偵帖」などにより夏目漱石の俳句が好きになり、また俳句に興味を持つことになった。しかし、俳句を作ることはなかった。

その後、私の好きな小沢昭一永六輔らが東京やなぎ句会というものを毎月行って楽しんでいることを知った。彼らも俳句は素人であったが、水原秋櫻子門下で俳句のたしなみのある入船亭船橋宗匠(句会を取り仕切り指導する人)とし、この句会を始めたそうだ。
句会のメンバーは私の好きな落語に関わる人も多く、句会の状況を読んでいるととても楽しそうであり、このような気の置けない仲間との句会なら下手でも良いから参加して句作をしてみたいと思っていた。

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東京やなぎ句会とメンバー達の本

8~9年前、テレビでプレバトが始まり俳句がより身近になり、俳句を作ってみたくなった。その頃までは身近で俳句を作るような人はいなかったが、東京と愛知で離れているものの20年以上の俳句経験がある大学クラブの同期がおり、彼に宗匠をお願いして彼の奥さんと3人で4年前にLINEで句会を始め、彼の指導を受けながら今は5人で行っている。

彼がいなければ今も俳句を作ることはなかったであろうが、毎月の句会で7句を4年以上続けており、駄句ばかりではあるが三百数十句作ったことになる。人生の楽しみを一つ増やしてもらった。ありがたいことである。