さすらう隠居人の日記

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新型コロナウイルス感染症対策

 8月17日の第73回新型コロナウイルス感染症対策本部の開催を受けて、首相の記者会見では、新型コロナ感染症対策の3本柱として
①医療体制の構築
②感染防止の徹底
③ワクチンの接種
を強調した。

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8/17対策本部(首相官邸HPより)

①医療体制の構築については、当初から言われていたことだが、まだ追いついていない。各病院に病床を増やすよう要請しているようであるが、病院内でコロナ患者と一般患者と一緒に対応することは感染リスクもあり大変であろう。大きな場所をコロナ患者専用の病棟として確保し、各病院から医師たちを派遣してもらうのが良いのではないかと素人としては考えてしまう。治療薬の効果的な使用も必要であろう。
自宅療養者の死亡者が増えている中で、遅きに失しているといえども、とにかく早急な対応を行ってほしい。

②感染防止の徹底については、国民は努力しているが、政府や役人がしっかりしなければならない。昨日のブログに書いた接触確認アプリ(COCOA)もそうであるが、感染防止対策はお粗末な感じがしてしまう。
他国で感染拡大が確認できているのにGo To TravelやGo To Eatを推進したり、担当相の厚生労働省では長時間の送別会を行い多数の感染者を出したりしている。17日の記者会見ではテレワークの推進を話していたが、政府与党の幹部はわざわざ会食をしてから打合せをしていた。
指導すべき立場の人たちの言っていることと行っていることが違えば、全く信頼されないであろう。真剣さが見られないのである。

③ワクチンの接種については、他国からは後れを取った感があり、予約してもワクチンがないとかの不手際はあったものの、効果は出てきているように思われる。
副反応に対する不安感もあるが、効果があると自信を持って推進しているのであれば、わかりやすくメッセージを発信し接種率を高めるべきである。

今日の首相の記者会見に注目したい。