さすらう隠居人の日記

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藤井聡太二冠の王位初防衛

昨日、藤井聡太二冠(棋聖、王位)は豊島将之二冠(竜王叡王)に王位戦で勝利し、棋聖に続き王位も防衛し二冠を守った。(以下、名字のみ)

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藤井二冠(左)と豊島二冠(右)(共同プレス)

藤井は豊島に対して、王位戦の対局前までは1勝6敗と大きく負け越しており、豊島は藤井の天敵と言われていた。案の定、王位戦の第1局は豊島が勝利し、それまでの力関係をまざまざと見せつけているようであった。

しかし、王位戦の第2局に藤井が勝利し、藤井の師匠である杉本八段がテレビ番組の中で、「藤井にとって今日は潮目が変わる歴史的な勝利の日である。」というような内容(正確ではないが)のことを話した記憶がある。その後も勝ち続け王位戦は4勝1敗で防衛したのである。

叡王戦では藤井が豊島に挑み、対局成績は2勝2敗であり、勝負が決する第5局は9月13日である。二人とも現在の将棋棋士のトップクラスであり、目が離せない。これからも永くライバル関係が続くのであろうが、良い時期を楽しませてもらっている。

藤井は最年少で棋士になり、29連勝をするなど地元のテレビでよく取り上げられていた。小さい頃に負けて泣きじゃくっている映像や、小学2年の時に谷川九段との指導対局で引き分けとされかけ、まだ勝てると思い泣いて将棋盤から離れなかったこと、高校の時に無意味な宿題を出さないよう教師に抗議したことなどの面白いエピソードが多く、興味を抱かせる人物である。

藤井は5歳の時に祖父母に将棋を教えてもらったというが、その頃の私は将棋のルールを覚えられるわけはなく、祖父とは挟み将棋やもっと他愛のない将棋遊びなどをしていた記憶しかない。