さすらう隠居人の日記

旅、俳句、映画、ゴルフなど

菊花賞の思い出

大学生の頃、11PMというテレビ番組で金曜日に大橋巨泉の競馬の予想などのコーナーがあり、血統や距離、馬場の種類やコンディション、馬番やレース展開などをもとに予想する奥深さを知り、興味を持った。

1978年(wikipediaによると11月12日)に第39回菊花賞があり、練習試合の帰りに新宿南口の喫茶店で、クラブの仲間と菊花賞談義をしていた。その後、近くの場外馬券売り場へ他の人のも含め馬券をはじめて買いに行くことになった。試合帰りで学生服を着ており、童顔なので高校生と間違えられる不安があったが、免許証をもっており成人であることを証明できるのでいいと思っていた。

馬券売り場で、「学生さんは買えませんよ。」と言われ、「学生服を着ていますが、成人してますよ。」と答えたが、「成人していても、本当は学生さんはだめなんですよ。」と言いながら、馬券を売ってくれた。一瞬どきっとしたが事なきを得て、何か狐につままれたみたいであった。後から調べてみると何歳であっても学生は馬券を購入できないことが法律で定められていたが、売ってもらえたことがわかった。(法律が改正され、平成17年より20歳以上であれば購入できるようになっている。)

その日は、買った馬券のうち、3番人気の武邦彦騎乗のインターグシケン(オッズ約10倍)が首を振りながら、1番人気のサクラショウリメジロイーグルを抑えて優勝した。まさにビギナーズラックであった。

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インターグシケン武邦彦
第39回菊花賞(netkeibaより)

今日は本題にたどり着けなかったが、明日以降に書きたい。