MINAMATA
今日は妻が仕事なので、一人でMINAMATAを観てきた。
写真ジャーナリストのユージン・スミスの実話に基づくもので、ジョニー・デップが企画し主演している映画である。
水俣病については、中学・高校の頃にニュースで知っていたが、それまでにも厳しい道のりがあり、アメリカ人の写真家が関わっていたたことを教えられた。今からたった50年前のことであるが、高度成長時代の陰でこのようなことがあったことを思い知らされた。四日市喘息については詳しく聞いていたが、イタイイタイ病も同様であっただろう。今でも世界に目を向ければ、同じようなことが行われているにちがいない。
公害病や弱者切捨てなどの問題提議にとどまらず、ジョニー・デップ、美波、ビル・ナイらが好演し、映像も美しく、実話なのだがストーリー展開なども素晴らしく、今までに観た中で最も感動を覚えた映画の一つである。
映画が終わってエンドロール中もずっと感動の余韻に浸りきっていた。