さすらう隠居人の日記

旅、俳句、映画、ゴルフなど

サロメ

昨日、大塚国際美術館で観たギュスターヴ・モローの「出現(まぼろし)」を観たことを書いたが、サロメが題材だけに印象に残る絵である。今日はその続きを書きたい。

サロメについては、ヘロデ王の前で舞い、褒美としてヨハネの首を要求したことぐらいしか知らなかったため、原田マハさんの「サロメ」が出版された時には、好きな作家なので、中を見ないまますぐに購入して読んだ。(4年前の話である。)

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原田マハサロメ文藝春秋

サロメ」の戯曲を著作したオスカー・ワイルドとその挿絵として使われたオーブリー・ビアズリーとその姉を主体に展開される。サロメが小説化されたと思い購入し、私の意図とは全く違ったが、この本により初めて知ったビアズリーにとても興味を覚えた。まさに小説の主人公となるべき稀有な人生を送り、特異な絵を残し、25歳で生涯を閉じている。興味が高じて作品集まで購入してしまった。

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海野弘監修「オーブリー・ビアズリー」(PIE)

オスカー・ワイルドの破天荒で常軌を逸した人物像も知ることができ、この人についても興味が尽きない。ワイルドの「サロメ」が岩波文庫から出ている。

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ワイルド作「サロメ」(岩波文庫

戯曲なので薄い本であり1時間余りで読め終えてしまうが、読んで良かったと思える本であり、ビアズリーの挿絵などが18点入っており楽しむことができる。