さすらう隠居人の日記

旅、俳句、映画、ゴルフなど

ボーガンの回収

今日の日経の朝刊に、「ボーガン回収全国で950本」という見出しの記事があった。

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ボーガン(jiji.comより)

クロスボウ(ボーガン)の所持を許可制とする改正銃刀法が成立した6月以降、全国の警察は9月15日時点で950本を回収した。」とのことである。

ボーガンはアーチェリー(洋弓)より小型で、引き金を引けば簡単に矢を放つことができ、過去に死傷事件も起きている。矢ガモ事件は何度も繰り返し起きており、公園の池のカモに矢が刺さっている映像を見るが、いつも痛ましく思う。

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矢ガモ(jiji.comより)

余談となるが、私は40年以上前に大学の部活でアーチェリーをしていた。アーチェリーはボーガンとは扱い方がかなり異なり、現在はオリンピックをはじめ競技でしか使われることはない。それでも成田闘争の時には武器として使用されたことがあり、危険がないとは言えない。それから時は経っていたが、アーチェリーの全日本選手権で海外からの招待選手を成田空港へ出迎える時(だったと思う)、東京サミットか何かと重なり、成田空港へ行く途中に検問で、車に積んであったアーチェリーの道具一式を帰る時まで預けさせられた記憶がある。

ボーガンの話に戻るが、改正銃刀法は来年の3月に施行され、ボーガンの所持には公安委員会の許可が必要となり、用途はスポーツ射撃などに限定されることになる。

ボーガンは危険度が高く、競技以外の目的で所持されているものが早く回収され、誤った使い方がされないことを望む。