さすらう隠居人の日記

旅、俳句、映画、ゴルフなど

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

影とシェイクスピア PartⅡ

先日旅行に行き、直島の突堤から砂浜に映る自分の影を写真に撮った。 砂浜に映る自分の影 直島には至る所にオブジェがあり、その時はオブジェの一つのような気分になっていたが、所詮普通の影に過ぎない。 昨日のリア王に引き続き、今日は影にまつわるマクベ…

影とシェイクスピア

普段は自分の影など意識することはないが、散歩をしているとあまりにも自分の足が長くなっているので、喜び勇んで写真に撮ってみた。 足長の自分の影 もう少し経てばもっと足が長くなると思ったが、十数分もすると日と影の見分けがつかなくなり、儚くも影は…

パブロ・エスコバスとカバ

コロンビアの麻薬王のパブロ・エスコバスは、麻薬取引や暗殺などにより大統領より権力があると言われ、資産2,500億ドルを築いたが、1993年に44歳で暗殺された。 パブロ・エスコバス(viator.comより) 生前、地元に動物園を作ったが、死後、売却できずに取り…

サロメ

昨日、大塚国際美術館で観たギュスターヴ・モローの「出現(まぼろし)」を観たことを書いたが、サロメが題材だけに印象に残る絵である。今日はその続きを書きたい。 サロメについては、ヘロデ王の前で舞い、褒美としてヨハネの首を要求したことぐらいしか知…

鳴門の渦潮と大塚国際美術館

今日(10/27)は、鳴門の渦潮のピークが10時であったので、先ずはその時刻に合わせ9:40発の観潮船に乗った。 鳴門海峡の大鳴門橋近くに、渦潮を船からいくつも見ることができた。 大鳴門橋と渦潮 生まれて初めて見る渦潮であったが、波が起き、渦が巻き、泡…

直島から高松へ

今日は直島で地中美術館などを巡った後、フェリーで高松へ向かった。昨日は風雨が強く、草間彌生さんの赤の南瓜を撮る気も起きなかったが、今日は天気が良くフェリーの待ち時間に撮ることができた。 草間彌生「南瓜」(宮浦港) フェリーも昨日は外に出られ…

淡路島

今日の天気は生憎だが、堺を後にして淡路島へ向かった。 先ず、本居宣長がオノゴロ島と断定した岩屋港の近くにある絵島に行った。 絵島 古事記では、神代七代の最後の神として生まれたイザナミとイザナキが、天つ神より天沼矛を授けられ、国土創造を命じられ…

4年振りの堺

今日は堺市へ来ている。1年半振りに次男夫婦と会い、次男の嫁の実家でご馳走を招ばれた。私の大好きな穴子寿司、それに生まれて初めて食べた穴子の鍋が絶品であり、美味しく楽しい食事で、お酒を飲み過ぎて寝てしまった。 食事の前に仁徳天皇陵、さかい利晶…

竜王戦と仁和寺

竜王戦の第二局が昨日、今日の二日間、京都仁和寺の宸殿で行われた。対局をした藤井聡太さんと豊島将之竜王は現在の棋界を代表する棋士である。 一方、仁和寺は世界遺産にも登録された真言宗御室派の総本山である。素晴らしい舞台での重要な対局である。 竜…

俳句を愛するならば PartⅡ

昨日に続き、稲畑汀子さんの「俳句を愛するならば」から少し引用したい。 稲畑さんは俳句雑誌「ホトトギス」の名誉主宰であるが、「ホトトギス」は明治30年に柳原極堂が松山で創刊したが経営に行き詰まり、髙浜虚子が明治31年に東京版として継承した。 髙浜…

俳句を愛するならば

俳句を作るようになってから4年以上が経過した。そのモチベーションが維持されているのは、10月6日のブログ「句会PartⅡ」で書いたように句会によるところが大きい。 また、テレビで放映されている「プレバト」も句作の助けになっているかもしれない。しかし…

片雲の風に誘われて

今日の散歩は天気は良いが風が強く、雲の流れが速かった。 散歩中に撮った雲 小さな雲は、数分もするとどこかへ流れて行ってしまい、跡形もなくなってしまう。そんな雲を見ていると、自分もどこかへ行ってしまいたくなる。松尾芭蕉ではないが、「片雲の風に…

井上誠一と山田兼道

ゴルフコース設計の巨匠として井上誠一氏(1908~1981)がいる。日本の名門コースの多くを設計している。地元では愛知カンツリー倶楽部、春日井カントリークラブ、南山カントリークラブ、近県で伊勢カントリークラブ、葛城ゴルフ倶楽部に行ったことがあるが、…

ボーガンの回収

今日の日経の朝刊に、「ボーガン回収全国で950本」という見出しの記事があった。 ボーガン(jiji.comより) 「クロスボウ(ボーガン)の所持を許可制とする改正銃刀法が成立した6月以降、全国の警察は9月15日時点で950本を回収した。」とのことである。 ボー…

日本沈没

小松左京原作の日本沈没がテレビドラマ化され、先週から日曜劇場で放映されている。38年前にもテレビドラマ化されており、高校生の時に観ていた。 38年前の「日本沈没」(amebloより) 今回、田所博士は香川照之が演じているが、以前は小林桂樹であった。登…

延命治療

人の死を見たり聞いたりしてきて、漠然と死ぬ間際に痛い思いをしたり苦しんだりしたくないと思ってきた。今はホスピスが充実し、痛みや苦しみを和らげる緩和医療も行われて、安らかな死を迎えやすくなっている。 人生の最期(NHKより) 平均寿命は長くなって…

奥伊勢サフランとハナビラタケ

タイトルを見て何のことかと思うであろうが、これらは地方創生によって生まれた日本酒をベースとした健康酒である。地方創生の支援の一環として頼んでいた商品が届いた。 奥伊勢サフランとハナビラタケ 早速飲んでみた。左のグラスが奥伊勢サフラン、右のグ…

散歩(猪高緑地)

今日は隠居人になってからの散歩で、初めて北へ向かう。明日以降は天気が悪くなりそうなので、まだ暑く長い散歩となるが意を決して猪高緑地に行くことにした。 猪高緑地まで約2kmあり、かなり汗ばんだ。猪高緑地の南の端から入り、すぐに親鸞山に登った。 親…

財務事務次官の文藝春秋への寄稿問題

財務省の矢野事務次官が、文藝春秋11月号に寄稿した。目次を見ると、「財務次官、モノ申す『このままでは国家財政は破綻する』と記載されている。 矢野財務事務次官(文春オンラインより) 財政の健全化を議論することが問題ではなく、財務省の事務方のトッ…

柳家小三治と東京やなぎ句会

柳家小三治さんが10月7日に亡くなられた。私の広く浅い趣味の一つに落語観賞があるが、小三治さんは人間国宝であるにもかかわらず、生前に彼の落語を聴いた記憶がなく、不覚であった。 私にとっては、東京やなぎ句会のメンバーとして印象に残っている。 柳家…

草刈り

自宅から1.2kmほど離れたところに空き地があり、使っていない部分に草が生える。以前はこまめに草刈りをしていたが、20年前頃から休日出勤が多くなり、草刈りをさぼっているとどんどん伸びて行った。 シルバー人材センターに頼んで刈ってもらったことがある…

三日月と宵の明星など(昨日の散歩)

昨日の散歩は少し出掛ける時刻が遅く、直ぐに暗くなってしまった。いつもの散歩道だが、三日月と宵の明星(金星)がきれいであった。 三日月と宵の明星 昼間はけたたましく働いていたショベルカーも、月と星のもとで静かな休みに入っていた。 月と星のもとの…

年金振込通知書の誤送付

昨日、日本年金機構から年金振込通知書が届いた。 年金振込通知書 先月はじめて年金を受給したが、まだ端数(過去分)だけだったので、今月から定期支払が始まり、その額がわかるはずであった。10月6日の報道では、愛知県も誤送付の対象地域のようなことが報…

日本大学の事件とガバナンス

昨日、日本大学の理事が背任容疑で逮捕された。新聞やテレビの報道からの情報しかないものの、なぜこれほどのことが行われてしまうのか疑問である。 日本大学(みんなの大学情報より) 企業にとっては、企業統治(コーポレート・ガバナンス)は重要な位置づ…

散歩(牧野が池と牧野が池緑地)

今日は珍しく東へ向かい、名古屋市の牧野が池へ行って来た。すこし暑さが和らいだと言っても、目的地に着くまでに約1.5kmあり、日陰が少なく結構汗をかいた。 秋が深まりつつあるが、今日は雲が低く池の水面にはっきりと雲が映し出され、きれいに見えた。 牧…

句会 PartⅡ

俳句を趣味として楽しめているのは、句会に参加している人たちの恩恵が大きい。 8月20日のブログにも少し書いたが、以前から俳句に興味はもっていたものの、俳句を作るという習慣はなかった。4年前に還暦を迎えた時、友人である大学時代の部活の主将に宗匠(…

中国恒大の問題

9月11日の日本経済新聞朝刊に、「中国恒大無謀投資で巨額負債・ドル債2兆円市場揺らす」との記事があった。ここまで切羽詰まっているのかと思っていると、中国人が恒大本社に抗議に詰めかけ警察が出動しているニュースが流れた。 中国恒大集団(jijiより) …

大谷翔平選手の一年

今日は大谷翔平選手の最終戦、朝の4時からテレビ中継にかじりつくための体制を整えると、すぐに46号となるホームランを打ってくれた。ホームラン王の奇跡を微かに期待しながら観ていたが、それは叶わなかったものの、100イニング投球、100奪三振、100安打、1…

福田赳夫

今回の自民党役員人事で福田達夫が総務会長に大抜擢された。この人のことは最近まで知らなかったが、今回の総裁選で党風一新の会の代表世話人として活躍していたようである。首相経験者の福田赳夫の孫、福田康夫の子である。 私にとっては福田赳夫が興味深い…

散歩道の蜘蛛

散歩をしていると蜘蛛の巣をよく見かける。家の中で蜘蛛を見かけるとつまんで外へ出すものの、小さくて何となくかわいげがある。散歩で見かける蜘蛛は4~5cmあり、少しグロテスクで近寄るのも気持ちが悪いくらいである。次の写真はジョロウグモだと思われる…