さすらう隠居人の日記

旅、俳句、映画、ゴルフなど

句会 PartⅡ

俳句を趣味として楽しめているのは、句会に参加している人たちの恩恵が大きい。

8月20日のブログにも少し書いたが、以前から俳句に興味はもっていたものの、俳句を作るという習慣はなかった。
4年前に還暦を迎えた時、友人である大学時代の部活の主将に宗匠(そうしょう)を頼み、最初は3人で句会が始まった。現在のメンバーは5人で、私以外のメンバーは東京在住なので、直接会うことはなくLINEを使って開催されている。友人以外の3人のメンバーとはお会いしたことはないが、LINEミーティングを何度か行ったことはあるので、顔と声は存じ上げている。

LINEで行っているのでスマホは必須、また、散歩の時などにスマホで写真を撮って俳句の材料にすることもある。俳句歳時記も必須であり、下の写真の他にも、いろいろな歳時記が部屋で増殖している。

f:id:sasurau64:20211006152647j:plain

句会に必要なもの

句会の流れを紹介したい。

①月初に、宗匠から兼題(メンバー共通の季語)が出され、自由な季語と合わせて月末までに7句提出するように指示がある。(兼題として出された季語については、歳時記などを見てよく勉強することになる。毎月積み重ねていくと身に付いていくことがわかる。)

②月末までに、7句を作り宗匠に提出する。(兼題以外の季語で興味のあることを句にしてみたり、写真に撮って後で作ろうとしたりするが、結局は月末近くに集中してしまう。現在、改善中である。しかし、7句という縛りと月末までという期限があるので、今まで4年3ヶ月で350句以上作ったことになる。積み重ねは大きい。)

③翌月の月初に、宗匠が5人から提出された句を合わせ並べ替えて、35句をメンバーに公開する。(毎月やってもらっているが、この作業は大変であると思う。)

④各メンバーは、公開された自分以外の句の中から、普通選4句、特選1句を選び、コメントを添えてメンバーに公開する。(句を選ぶのは、句を作る以上に勉強になる。自分と違う感じ方、物の見方など、とても参考になる。他の人が選んだ句のコメントに、自分にはない感性の鋭さや、同じ句から受ける情報の量や質の差、知識の差を思い知り、もっと勉強しなければという気になる。この気持ちを長続きさせれば、もっと上達すると思うが、それが課題である。)

⑤選句が出揃うと自分の句を名乗る。(作者の句について質問することもできる。)

この句会は、宗匠の人柄によるところが大きいと思うが、素敵な人ばかりであり、毎月楽しく参加できる。長く続けたい。