さすらう隠居人の日記

旅、俳句、映画、ゴルフなど

井上誠一と山田兼道

ゴルフコース設計の巨匠として井上誠一氏(1908~1981)がいる。日本の名門コースの多くを設計している。地元では愛知カンツリー倶楽部、春日井カントリークラブ、南山カントリークラブ、近県で伊勢カントリークラブ、葛城ゴルフ倶楽部に行ったことがあるが、自然の美しさが際立ち崇高さが感じられるコースばかりである。

井上誠一氏のコースの美学を探り、写真に収めた写真家が山田兼道氏である。山田氏の写真集を見ていると四季折々のコースの美、素晴らしさが自分がそこにいて感じるがごとく伝わってくる。

10月7日の散歩のブログで柵の上から撮った愛知カンツリー倶楽部の写真を載せたが、ゴルフ場の良さが伝わらなかったと思うので、写真集にある山田兼道氏の写真を掲載して置く。

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山田兼道写真集より「愛知カンツリー俱楽部」

十数年前、仕事が忙しく、ゴルフを予約してもキャンセルしなければならないことが続いたので、しばらくゴルフから遠ざかっていたが、彼の写真集を見ることで癒されていた。(現在、売っているかどうかわからないが、50枚の写真が入っており、額に入れて飾ることもできる。15,000円と高額ではあったが、自分にとっては価値のあるものである。)

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山田兼道「大地の意匠」(ヒップス)

その後、別の写真により写真集が見やすい本となって出た。夜、ウイスキーを飲みながら、よく眺めていたものである。

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山田兼道「大地の意匠」(小学館スクウェア

しばらくこれらの写真集や本とはご無沙汰していたが、最近は写真を撮ることにも興味が湧いてきているので、前とは違った楽しみ方もできそうである。