さすらう隠居人の日記

旅、俳句、映画、ゴルフなど

堺の抹茶と和菓子

先日、次男の嫁の実家におよばれした際、抹茶と和菓子をお土産に頂いた。最近、私が抹茶を喫するようになったとの情報が伝わっていたようである。

抹茶も和菓子も千利久、今井宗久、津田宗久らを輩出した土地で受け継がれてきたものであり、歴史の重みと伝統を感じる。

f:id:sasurau64:20211101220537j:plain
f:id:sasurau64:20211101220614j:plain
松倉茶舗の抹茶

上の写真は、抹茶の缶が包まれているところを前と後ろから撮ったものである。文政元年創業とあり、創業200年以上続いている茶舗である。
包みを取ると次のようになる。

f:id:sasurau64:20211101221237j:plain

抹茶「小倉山」

棗に移し替えるより、(私は抹茶の作法を知らないので)このまま使いたい感じである。

美味しい和菓子も頂いた。

f:id:sasurau64:20211101221741j:plain

八百源の和菓子 ちぬ乃餅(左)、肉桂餅(右)

八百源來弘堂の和菓子である。その前身である八百屋宗源の肉桂餅(にっきもち)は豊臣秀吉の時代から珍重されていたようである。
肉桂餅は餅に肉桂(シナモン)が混ぜてあり、香りも味もとても良い。
ちぬ乃月は餅にケシのみが散りばめられており、とても香ばしい。

f:id:sasurau64:20211101223807j:plain

ちぬ乃月(左)、肉桂餅(右)

和菓子と抹茶を堪能する。

f:id:sasurau64:20211101224436j:plain

抹茶と和菓子

抹茶のことは初心者で作法もよくわからないが、和菓子と抹茶の美味しさが格別であることはよくわかる。絶品である。

<追加>
堺観光ガイド(インターネット)で店の写真を見つけたので、掲載しておく。

f:id:sasurau64:20211101225411j:plain

松倉茶舗

f:id:sasurau64:20211101225511j:plain

八百源

<さらに追加「さかい利晶の杜」より>
①待庵(復元)
千利久茶の湯館にあり、京都府大山崎の妙喜庵にある国宝「待庵」(千利久策で唯一現存する茶室)の復元したもの。

f:id:sasurau64:20211101231508j:plain

さかい待庵

駿河屋(復元)
与謝野晶子記念館にあり、生家の和菓子屋(2階が西洋づくりの和洋折衷の建物)を復元したもの。

f:id:sasurau64:20211101231935j:plain

駿河