さすらう隠居人の日記

旅、俳句、映画、ゴルフなど

動脈硬化と一過性脳虚血発作

今日は勤務時代の産業医が院長をしている安藤内科外科医院へ血液を固まりにくくする薬(血液をサラサラにする薬)をもらいに行って来た。

10年前のことだが、視野の中心部分がぼやけて見にくくなることが時々あり、後輩から網膜剥離をした時に水が流れるようで見にくいということを聞いたことがあったので、網膜剥離の予兆ではないかと心配した。
当時は人事部に勤務し管理される立場になかったので、月150時間前後の時間外勤務をいていたため、毎月産業医の面談を受けていた。たまたま面談日にまた見にくくなったので産業医に相談したところ、片方ずつ確認し、両目に同じ症状が出たことから「脳の血管が一時的に詰まり痙攣した結果の可能性がある。」との所見だった。

産業医に紹介状を書いてもらい、名古屋第二赤十字病院で精密検査を行った結果、左頸動脈の狭窄率が51%であり、血管に溜まったクラックが剥がれて細い血管を一時的に詰まらせ痙攣することから、目が見にくくなっていたようである。血液をサラサラにする薬は出血時に止まりにくいという説明があり、「おっちょこちょいでケガをしやすいので、できればその薬を飲みたくない。」と言ったところ、「薬を飲まないと脳梗塞を発症する確率が高い。」と言われ、薬を飲むことにした。
安藤内科外科医院に通院し薬を飲み続け、そのお陰で動脈硬化も改善し脳梗塞もなく健康に過ごしている。

当時の通常の人間ドックでは、コレステロール中性脂肪ともに正常範囲内であったが動脈硬化が進行していたので、皆さんも人間ドック時に数年に一度で良いので、脳ドック、頸動脈エコーなどの検査をされるのが望ましいと思う。