さすらう隠居人の日記

旅、俳句、映画、ゴルフなど

エンディングノート

仕事を辞めたらやろうと思っていたことの一つにエンディングノートの作成がある。
現役の時でも作成する時間はあったのだが、先延ばしにしていた。今は暇を持て余しているのでやればいいのに手を付けていない。

人生100年時代と言われているが、60代で亡くなる人も結構多いのである。私の同級生もかなりの人数が亡くなっている。人事部に勤務していた時期がありOBの消息も把握していたが、定年退職して数年のうちに亡くなった方もかなりおられた。また、現役で亡くなった方の遺族が、本人が株式投資を行っていたがどこで行っているかわからないとか、パソコンなどのパスワードがわからないので困っているとの悩みを聞いたことがある。保険料が給与天引きで、家族の知らない保険を教えて喜ばれることも多々あった。

私の場合は銀行に勤めていたので、預金は家族も古巣の職場に相談するだろうし、すぐ相談に乗ってもらえるだろうが、株式は持株会、父の相続、銀行の出向者の関係など4社との取引がある。保険も請求し忘れるといけない。会費などの引き落としも止めなければならない。こういったことの明細と連絡先を書き残すだけなので、すぐにできるはずなのではやくやらなければならない。

必要最小限のことだけ先ず書き残し、あとは家族に任せてもよい。がんなど比較的時間の余裕があればよいが、交通事故、脳疾患、心臓疾患などの急死の可能性もある。備えあれば患いなしである。