さすらう隠居人の日記

旅、俳句、映画、ゴルフなど

ラグビー大学選手権準々決勝(早明戦)

今年の早稲田と明治は実力が伯仲しており、対抗戦も昨日の大学選手権も観ていて面白かった。

対抗戦は早稲田が明治に押しまくられたが、数少ないチャンスを生かし、鉄壁の守備で守り切った。

昨日の大学選手権準決勝は、早稲田が前半2点リードしたものの後半に逆転され、再逆転のチャンスはあったが、決定的なゴールポスト前の決定的なチャンスでパスミスが出てしまった。その後もペナルティで得たタッチキックをミスするなど、勝機はあったが自ら逸してしまった感がある。これも実力差なのであろう。昨日の負けで、正月の楽しみが一つ消えてしまった。

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試合後の早稲田と明治(日刊スポーツより)

ノーサイド後の選手たちの姿は、いつものことながら清々しい。

明治は今年も早稲田をスクラムで圧倒した。50年近く早明戦を観ているが毎年これは変わらない。これが伝統の力というものであろう。

昔ほどではないが、フォワード主体の突進する明治、バックス主体の展開する早稲田というのが、伝統美、様式美のように受け継がれている。華やかな大学ラグビーであるが、ワールドカップ日本代表と比べると何かが違う。大学生と社会人、プロとは次元が違うが、大学ラグビーの殻を破る時期が来ているのではないだろうか。

 

クリスマス・イブ

今日はクリスマス・イブである。
子供の頃は、2学期が終わってクリスマス・イベントがあり、クリスマス・プレゼント、そしてお正月が来てお年玉、1年で一番浮き浮きする時期であった。

大人になってもクリスマスが近づき街にクリスマス・ソングが流れ始めると楽しい気分になる。最近はクリスマスが近づくとクリスマス曲のジャズを聴きながらウィスキーを飲み、クリスマスやキリストに関わる本を読み、敬虔な気持ちになりながらクリスマスを愉しむという習慣になっている。

しかしながら、今年は体調が良くなかったり、胃癌の疑いが濃厚であると医者に言われ検査結果待ちだったりして、晴れやかな気分にはなれなかった。父方は癌の家系であり、祖父は胃癌、父は大腸癌、兄は胃癌をいずれも60代に患っており、私も遅かれ早かれ癌になるのであろうとは思っていたが、父と兄は完治し、癌になっても早期発見であれば大丈夫だろうとも思っていた。

今日、検査の結果が出て癌ではないことが判明した。癌をある程度は覚悟していて、早期発見なら良いではないかと自分に言い聞かせているところもあったので、良い結果を聞くことができ、とても晴れ晴れとした気分になった。

一足早いクリスマス・プレゼントである。

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クリスマス・プレゼント(ロボスタより)

少し出遅れたが、今年もクリスマスを愉しむとともに、励ましをいただいた皆さまに感謝したい。

東山動物園 PartⅡ

12月21日に念願の東山動物園へ行き、同日のブログで本園のみ紹介したが、今日は北園について紹介したい。

北園の人気者はニシゴリラのイケメン「シャバーニ」である。たくさん写真を撮ろうと思ったが外には居らず、館内のかなり高い位置のハンモックに寝ていた。逆光でもあり、撮るのを諦めた時にこちらを向いたので、あわててシャッターを切った。イケメンであった。

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ニシゴリラの「シャバーニュ」

フクロテナガザルの「ケイジ」はとにかくうるさい。周りの動物が神経を病まないか心配である。私だったら耐えられない。

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フクロテナガザルの「ケイジ」

チンパンジーは、いつも親子で遊んだり動き回ったりしているので、子供に人気がある。

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チンパンジー

カバは餌を食べていたため、ずっとお尻を向けられていた。久しぶりに顔を見たかったが、次回来る時までお預けとした。

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カバ

ニホンオオカミは絶滅したが、シンリンオオカミはカナダで健在である。

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シンリンオオカミ

アメリカバイソンは大きいが、シンリンオオカミに襲われる側である。

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アメリカバイソン

トナカイは、激務を控え休養していた。

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トナカイ

ハクトウワシは、遠目からみても凛々しく気高い感じを醸し出している。

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ハクトウワシ

近くで見ると、とても厳かである。

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ハクトウワシ

東山動物園の上空は、名古屋空港小牧基地へ着陸する飛行機の航路になっており、よく飛行機を見かける。

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旅客機(左)と自衛隊機(右)

一昨日行ったばかりであるが、ブログを書いていたら、また行きたくなってしまう。

冬至

今日は冬至である。日照時間が1年で一番短く、最も太陽が衰える日であるが、太陽が復活に転じる喜びの日でもある。

中国では、一陽来復の日とされ、太陽がまたよみがえる、太陽の運行の起点と考えられた。

ヨーロッパでは、詳しいことは知らないが、ローマ皇帝冬至祭の行われていた12月25日をイエス・キリストの降誕祭としてクリスマスを定めたそうである。

冬至で思い浮かぶのは、柚子湯に入ることである。

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柚子湯(www.huffingtonpost.jpより)

実家には柚子の木があり、柚子を食すことはなかったが冬至には風呂に入れていた。実家には今は誰も住んでおらず、柚子をもらうこともなく、買ってまで入れようという気も起きないので、柚子湯からは遠ざかっている。このようにして、日本のいろいろな風習が廃れていくのだろう。来年は柚子を買って風呂に入れてみようか。

山口青邨の句に

吾子はみな柚子湯の柚子を胸に抱き

がある。私もそうであったが、子供の真理をついている。

また、この時期は湯豆腐の季節でもある。最近はお腹の調子が良くないので、厳しい食事制限にもおとなしく従っているが、晩御飯は大抵は野菜や豆腐の鍋で、鍋自体は美味しいが、お酒抜きがとても辛い。
久保田万太郎の句に

湯豆腐やいのちのはてのうすあかり

がある。とても心に沁みる句である。

 

東山動植物園

今日は延び延びになっていた東山動物園(名古屋市千種区)へ二十数年ぶりにやっと行くことができた。小さい頃は歩いて1kmもないところにあり(今でも車で15分位だが)よく行ったが、とんとご無沙汰になってしまっていた。

入園料は500円であるが、今後のことを考え定期観覧券(1年2,000円)を購入した。(その時は、検査結果が24日に出ることを忘れていた。)これで東山植物園にも入園できる。1年で何回行けるか楽しみである。

今日のメインテーマは14日に来園したスマトラトラの「アオ」を写真を撮り(そのために70-200mmのズームレンズと一眼レフカメラを持参)、年賀状用にすることであったが、檻に入れられ歩き回っているので撮ることはできなかった。来年の4月に新トラ舎ができるそうである。「アオ」については、12月15日のブログに書いたが、凛々しく迫力があり、人気が出そうである。

トラは気高く美しいが、ライオンも百獣の王と言われるだけに存在感がある。

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ライオン

キリンはおとなしいのか、人間でも跨げるような柵しかないが、外へ出ることはないのであろう。

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キリン

シマウマは犬のような鳴き声である。

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シマウマ

サイはとても強そうで、動きも軽やかである。

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サイ

ゾウも最強だと思うが、落ち着いている。やさしい心の持ち主であろう。

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ゾウ

ペンギンは小さな頃から大好きである。

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ペンギン

コアラを見ているとのんびりとした気分になる。

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コアラ

レッサーパンダはガラス越しではあるが、手を伸ばせば届きそうなところに居た。

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レッサーパンダ(手前の手は飼育員)

フラミンゴは一本の足で立っているイメージがあるが、今日はほとんどが二本の足で立っていた。

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フラミンゴ

今日は童心に返って楽しかった。東山動物園は本園と北園に分かれており、今日は本園からピックアップして紹介した。北園はまた別の機会に紹介したい。

散歩の再開

昨日散歩を再開する予定であったが、寒くはっきりしない天気であったので、今日に延期した。

今日は比較的暖かく、雲一つない天気(苦も一つない転機)とまではいかないが、良い気分転換となった。

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今日の景色

貯水池には鷺と鴨がいたが、亀は冬眠したのか最近は姿を見かけない。

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(左)飛び立つ鷺 (右)鷺と鴨

今日はいつもより早く、午後2時に散歩に出かけたので、出会う人の顔ぶれが違った。散歩道で楽譜を立てギターを弾いている人に初めて出会い、自分は楽器ができないので羨望のまなざしを向けながら通り過ぎた。彼にとっては至福の時であろう。

途中の公園には人はいないが、小鳥がたくさん来ていた。

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公園

上は公園を西側から撮った写真である。
下は公園を東側にある東屋に腰かけて撮った写真である。この後ろ側に、実の成った小さめの木があり、現在のこの公園で唯一の色鮮やかな被写体である、

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公園(東屋より)と実の成った木

この木には、メジロが代わるがわる訪れ実を啄んでいく。ずっと見ていても飽きない。動きが早く、奥の方にしか来ないので、スマホでは写真が撮れず残念である。

8日振りの散歩で3kmほど歩いたが、体調は良い。

自社株買い

12月14日の衆議院予算委員会で、立憲民主党の議員が企業の自社株買いの禁止まで踏み込むべきだという内容の発言をしていた。ニュースで見ただけなので詳しくはわからないが、その主旨の発言だけを聞くと何を馬鹿な質問をしているのかと思わざるを得なかった。

岸田総理がその質問を一蹴すると思いきや、理解を示すような答弁をしたことに驚いてしまった。

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12月14日予算委員会(sankei.comより)

内部留保は自社株買いではなく、従業員の賃上げに使うべきとの考えもあるが、それは個別に判断することであり、短絡的に自社株買いの禁止や規制強化をすべきものではない。

企業はその所有者である株主の利益を考えるのは当然である。株主の利益を考えない企業の持続的な発展はないのである。
今、個人の証券投資の比率が少ない日本は、国策として国民に積立・分散投資による安定的な資産投資を促しており、NISAなどの制度もその一環であり、(少数)株主の裾野は広がってきている。
従業員の利益を考えるのであれば、持ち株会に加入している従業員の株主も多い。
自社株買いにより、株主が潤うということがあれば、特定の大株主だけでなく全体に行きわたるのであるが、そう簡単にできるものでもない。

自社株買いをすれば、企業の自己資本利益率は上がるが自己資本比率は下がり、企業も最も重要な経営判断が求められるところである。そこを早計に禁止とか規制強化というのは危険である。

証券市場は生き馬の目を抜くところであり、不用意な発言は相場の変動を招き、システム売買が拍車をかけることもある。アメリカではトランプ政権発足時に、大統領の発言で株価が異常なほど乱高下した。

岸田政権は同じ轍を踏まないようにしてほしい。