さすらう隠居人の日記

旅、俳句、映画、ゴルフなど

我が家の客人の野良猫たち

私は元来犬好きで、猫は好きではなかった。時々庭に落としていく猫の糞は臭く、できれば来てほしくないと思っていた。

しかし、数年前に和室に居ると濡れ縁に白い猫がきた。こちらを覗っているようで何となくかわいく思った。その後もその野良猫は我が家へ何度も来て、糞をしないので好きにさせていると庭の植木鉢や濡れ縁、木の椅子などところ構わず寝るようになり、我が家のアイドルとなった。
我が家では勝手にシロニャンと名付け、今日は来るかなと気にかけ、来れば嬉しい気分となった。

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シロニャン(1)

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シロニャン(2)

しかし、2年ほどするとシロニャンは姿を見せなくなってしまった。野良猫の寿命は短いと知り心配していたが、その後現れることはなかった。

その後1年以上経って、また野良猫が家の庭に来るようになった。ふてぶてしい面構えで睨みつけてくる。糞さえしなければとりあえず好きにさせてやろうと思い、しばらく様子を見ていた。濡れ縁、庭、玄関脇、駐車場など何度も家に来るようになり、初代の野良猫シロニャンに比べるとかわいらしさはないが、来ることが楽しみになり、グレー色で愚連ている感じなので、我が家ではグレニャンと命名した。

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グレニャン(1)

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グレニャン(2)

寝ていてこちらから近づくと顔を上げるが、こちらへ来ることも逃げることもせず、孤高を楽しんでいるようであった。
しかしながら、最近は姿を見せないので心配している。二代目の野良猫グレニャンに早く戻って来てほしい。