さすらう隠居人の日記

旅、俳句、映画、ゴルフなど

終戦記念日

昭和20年(1945年)8月15日に玉音放送があり、日本の降伏が公表された。今日はそれから76年目の終戦記念日である。

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全国戦没者追悼式(PhotoPRESSより)

私は昭和32年生まれであり、子供の頃は戦争を経験した人の話をよく聞く機会があったが、今から思うと十数年前の出来事であったが、遠い過去の話として受け止めていた。自分でさえそうであるので、今の若者にとっては風化した歴史の出来事としか思えなくても仕方がないのかもしれない。

開戦したことが間違いであるが、なぜもっと早くやめられなかったのか。日本がアメリカの制空域に入り、3月には東京の大空襲にもなす術はなかった。頼みのドイツも5月には無条件降伏した。政府も勝てないことはわかっていたが、ソ連を仲介とする和平工作に望みを託しながら徒に時が過ぎ、空襲が続き、広島、長崎に原爆が投下され、ソ連にも参戦され8月15日以降も侵攻され続けひどい目にあった。

歴史の教訓を学ぶことにより、再び戦争を起こさないようすることは勿論であるが、間違いに早く気づき早く対処することの重要性を認識し、参考とすることができる。失敗した時はあとの処理が重要であり、対処を間違えばどんどん深みにはまっていくことは、政治家の不始末、企業不祥事の対応などいつでもどこでも見られることである。