さすらう隠居人の日記

旅、俳句、映画、ゴルフなど

江藤慎一さんの思い出

30年近く前に自宅を建てたのを機に机を購入したが、全くと言っていいほど使っていなかった。家に居る時間が長くなり、机を活用しようと引き出しを整理していたら、江藤慎一さんのサインが出てきた。

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江藤慎一さんのサイン

江藤さんは元中日ドラゴンズ4番バッターで、小学生時代の私にとっては憧れの存在であった。背番号8、レフトを守りフライが飛んでくると必ず右手でグラブをポンポンポンと叩いてから捕球していた。(そこもカッコイイ)何回か首位打者にもなっている。
しかし、小学校6年の時に水原茂監督との折り合いが悪くロッテへトレードに出されたが、金田監督のもとで優勝に貢献した。

このサインは、大学3年か4年のクラブ(アーチェリー部)の試合の後、高田馬場で部員たちと飲んでいた時、たまたま同じ店で飲んでいた江藤さんから「いまどき角帽をかぶっている学生は珍しく気に入った。」と言われ、ビール1ケース(633mlの大瓶20本)の差し入れを受けた時にもらったものである。

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江藤慎一さん(名球会オフィシャルサイトより)

咄嗟のことで気が動転していたが、お礼を述べ、憧れの存在であったことなどを話し、厚かましくも学生手帳の白紙ページにサインをしていただいた記憶がよみがえってくる。

物を捨てようと思い片づけている時に、良い宝物と出会えた。