さすらう隠居人の日記

旅、俳句、映画、ゴルフなど

リスペクト

今日は久しぶりに妻との映画で、「リスペクト」を観て来た。私は映画の主役であるアレサ・フランクリンが実在した歌手であることは聞いていたものの、それ以外はほとんど知らないまま観に行った。主演のジェニファー・ハドソンは「ドリームガールズ」や「キ…

立冬

今日は立冬、暦の上では冬の始まりである。これから徐々に冬めいていくのであろうが、穏やかな小春日和の一日をゆったりと過ごすことができた。 七十二候では、「山茶始開(つばきはじめてひらく)」である。家には山茶花はないが、椿は2本あり赤い花が先月…

散歩の近況

最近、夕方5時頃には暗くなっているので、今日は早めに散歩へ出かけた。 貯水池には、暗いと分かりにくい最近やってきた鴨たちを見ることができた。泳いでいる鴨は1羽しかいなかった。 泳ぐ鴨 休んでいる鴨はたくさんいた。片足で立ち、顔は背中に突っ込んだ…

私のゴルフの原点

今年の8月にゴルフを再開し、元会社の同期と最後の仕事を引き継いだ先輩と毎月ラウンドしている。今日は晴れて暖かく、鈴鹿山脈の眺めも良く、楽しくプレーできた。 タートルエースゴルフ俱楽部 今までブログでゴルフを何回か取り上げたが、ゴルフの原点につ…

私のジャズの原点

ジャズに興味を持ったのは大学生になってからである。それまでも映画音楽で、スティングのスコット・ジョプリン、死刑台のエレベーターのマイルス・デイビス、華麗なる賭けのミッシェル・ルグランなどを良いと思ったが、それ以上進展することはなかった。 大…

文化の日と明治

今日は文化の日である。子供の頃、日本国憲法が公布された日と教えられたが、父親の子供の頃は、明治節といって明治天皇の誕生日を祝していたと聞いた。明治維新に興味を持っていた頃もあり、文化の日には明治天皇の誕生日ということが思い浮かぶ。 明治天皇…

そして、バトンは渡された

今日、映画「そして、バトンは渡された」を観た。結論から言うと、とても感動的な素晴らしい映画であった。 特に観たいと思っていた映画ではなかったが、映画が大好きな大学部活の大先輩がFacebookで「本年度ぶっちぎりのナンバーワン、生涯ベスト10にも入れ…

堺の抹茶と和菓子

先日、次男の嫁の実家におよばれした際、抹茶と和菓子をお土産に頂いた。最近、私が抹茶を喫するようになったとの情報が伝わっていたようである。 抹茶も和菓子も千利久、今井宗久、津田宗久らを輩出した土地で受け継がれてきたものであり、歴史の重みと伝統…

影とシェイクスピア PartⅡ

先日旅行に行き、直島の突堤から砂浜に映る自分の影を写真に撮った。 砂浜に映る自分の影 直島には至る所にオブジェがあり、その時はオブジェの一つのような気分になっていたが、所詮普通の影に過ぎない。 昨日のリア王に引き続き、今日は影にまつわるマクベ…

影とシェイクスピア

普段は自分の影など意識することはないが、散歩をしているとあまりにも自分の足が長くなっているので、喜び勇んで写真に撮ってみた。 足長の自分の影 もう少し経てばもっと足が長くなると思ったが、十数分もすると日と影の見分けがつかなくなり、儚くも影は…

パブロ・エスコバスとカバ

コロンビアの麻薬王のパブロ・エスコバスは、麻薬取引や暗殺などにより大統領より権力があると言われ、資産2,500億ドルを築いたが、1993年に44歳で暗殺された。 パブロ・エスコバス(viator.comより) 生前、地元に動物園を作ったが、死後、売却できずに取り…

サロメ

昨日、大塚国際美術館で観たギュスターヴ・モローの「出現(まぼろし)」を観たことを書いたが、サロメが題材だけに印象に残る絵である。今日はその続きを書きたい。 サロメについては、ヘロデ王の前で舞い、褒美としてヨハネの首を要求したことぐらいしか知…

鳴門の渦潮と大塚国際美術館

今日(10/27)は、鳴門の渦潮のピークが10時であったので、先ずはその時刻に合わせ9:40発の観潮船に乗った。 鳴門海峡の大鳴門橋近くに、渦潮を船からいくつも見ることができた。 大鳴門橋と渦潮 生まれて初めて見る渦潮であったが、波が起き、渦が巻き、泡…

直島から高松へ

今日は直島で地中美術館などを巡った後、フェリーで高松へ向かった。昨日は風雨が強く、草間彌生さんの赤の南瓜を撮る気も起きなかったが、今日は天気が良くフェリーの待ち時間に撮ることができた。 草間彌生「南瓜」(宮浦港) フェリーも昨日は外に出られ…

淡路島

今日の天気は生憎だが、堺を後にして淡路島へ向かった。 先ず、本居宣長がオノゴロ島と断定した岩屋港の近くにある絵島に行った。 絵島 古事記では、神代七代の最後の神として生まれたイザナミとイザナキが、天つ神より天沼矛を授けられ、国土創造を命じられ…

4年振りの堺

今日は堺市へ来ている。1年半振りに次男夫婦と会い、次男の嫁の実家でご馳走を招ばれた。私の大好きな穴子寿司、それに生まれて初めて食べた穴子の鍋が絶品であり、美味しく楽しい食事で、お酒を飲み過ぎて寝てしまった。 食事の前に仁徳天皇陵、さかい利晶…

竜王戦と仁和寺

竜王戦の第二局が昨日、今日の二日間、京都仁和寺の宸殿で行われた。対局をした藤井聡太さんと豊島将之竜王は現在の棋界を代表する棋士である。 一方、仁和寺は世界遺産にも登録された真言宗御室派の総本山である。素晴らしい舞台での重要な対局である。 竜…

俳句を愛するならば PartⅡ

昨日に続き、稲畑汀子さんの「俳句を愛するならば」から少し引用したい。 稲畑さんは俳句雑誌「ホトトギス」の名誉主宰であるが、「ホトトギス」は明治30年に柳原極堂が松山で創刊したが経営に行き詰まり、髙浜虚子が明治31年に東京版として継承した。 髙浜…

俳句を愛するならば

俳句を作るようになってから4年以上が経過した。そのモチベーションが維持されているのは、10月6日のブログ「句会PartⅡ」で書いたように句会によるところが大きい。 また、テレビで放映されている「プレバト」も句作の助けになっているかもしれない。しかし…

片雲の風に誘われて

今日の散歩は天気は良いが風が強く、雲の流れが速かった。 散歩中に撮った雲 小さな雲は、数分もするとどこかへ流れて行ってしまい、跡形もなくなってしまう。そんな雲を見ていると、自分もどこかへ行ってしまいたくなる。松尾芭蕉ではないが、「片雲の風に…

井上誠一と山田兼道

ゴルフコース設計の巨匠として井上誠一氏(1908~1981)がいる。日本の名門コースの多くを設計している。地元では愛知カンツリー倶楽部、春日井カントリークラブ、南山カントリークラブ、近県で伊勢カントリークラブ、葛城ゴルフ倶楽部に行ったことがあるが、…

ボーガンの回収

今日の日経の朝刊に、「ボーガン回収全国で950本」という見出しの記事があった。 ボーガン(jiji.comより) 「クロスボウ(ボーガン)の所持を許可制とする改正銃刀法が成立した6月以降、全国の警察は9月15日時点で950本を回収した。」とのことである。 ボー…

日本沈没

小松左京原作の日本沈没がテレビドラマ化され、先週から日曜劇場で放映されている。38年前にもテレビドラマ化されており、高校生の時に観ていた。 38年前の「日本沈没」(amebloより) 今回、田所博士は香川照之が演じているが、以前は小林桂樹であった。登…

延命治療

人の死を見たり聞いたりしてきて、漠然と死ぬ間際に痛い思いをしたり苦しんだりしたくないと思ってきた。今はホスピスが充実し、痛みや苦しみを和らげる緩和医療も行われて、安らかな死を迎えやすくなっている。 人生の最期(NHKより) 平均寿命は長くなって…

奥伊勢サフランとハナビラタケ

タイトルを見て何のことかと思うであろうが、これらは地方創生によって生まれた日本酒をベースとした健康酒である。地方創生の支援の一環として頼んでいた商品が届いた。 奥伊勢サフランとハナビラタケ 早速飲んでみた。左のグラスが奥伊勢サフラン、右のグ…

散歩(猪高緑地)

今日は隠居人になってからの散歩で、初めて北へ向かう。明日以降は天気が悪くなりそうなので、まだ暑く長い散歩となるが意を決して猪高緑地に行くことにした。 猪高緑地まで約2kmあり、かなり汗ばんだ。猪高緑地の南の端から入り、すぐに親鸞山に登った。 親…

財務事務次官の文藝春秋への寄稿問題

財務省の矢野事務次官が、文藝春秋11月号に寄稿した。目次を見ると、「財務次官、モノ申す『このままでは国家財政は破綻する』と記載されている。 矢野財務事務次官(文春オンラインより) 財政の健全化を議論することが問題ではなく、財務省の事務方のトッ…

柳家小三治と東京やなぎ句会

柳家小三治さんが10月7日に亡くなられた。私の広く浅い趣味の一つに落語観賞があるが、小三治さんは人間国宝であるにもかかわらず、生前に彼の落語を聴いた記憶がなく、不覚であった。 私にとっては、東京やなぎ句会のメンバーとして印象に残っている。 柳家…

草刈り

自宅から1.2kmほど離れたところに空き地があり、使っていない部分に草が生える。以前はこまめに草刈りをしていたが、20年前頃から休日出勤が多くなり、草刈りをさぼっているとどんどん伸びて行った。 シルバー人材センターに頼んで刈ってもらったことがある…

三日月と宵の明星など(昨日の散歩)

昨日の散歩は少し出掛ける時刻が遅く、直ぐに暗くなってしまった。いつもの散歩道だが、三日月と宵の明星(金星)がきれいであった。 三日月と宵の明星 昼間はけたたましく働いていたショベルカーも、月と星のもとで静かな休みに入っていた。 月と星のもとの…